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社会人が放送大学に入学してみた

みなさん放送大学という大学はご存知でしょうか。

放送大学は通信制の大学・大学院です。

学びたい人がいつでも学べる開かれた大学です。会社員から専業主婦、自営業の人など多種多様の人が学んでいる大学です。年代も10代から60代以上まで本当にいろいろな人が学んでいます。

本記事では、私が入学した経緯を紹介した後、放送大学で学べることについて解説したいと思います。

目次

なぜ入学したか

私は、情報系の大学、大学院を卒業しました。情報系に関する知識はつけられたと感じているのですが、社会人になってから専門知識だけではなく、広い知識、教養があることがビジネスで有利になることを知りました。

その中で、特に人文科学や自然科学などの素養は足りていないと感じました。放送大学で教養として学んでみようと思い入学しました。

他にも、世の中にあふれている情報を鵜呑みにせず、原理・原則を知ることが重要だと思いました。

他にも学割が使えるというのも、入ろうと思った点です。

授業の種類

放送大学では、

  • 放送授業
  • オンライン授業
  • 面接授業

の3つの受講形態が存在します。

以下で、それぞれについて解説していきます。

放送授業

放送授業は、いつでも、どこでも気軽に学ぶことができます。テレビ・ラジオ・インターネット上と様々な媒体で受講します。

科目によって、テレビ科目とラジオ科目に分かれています。

テレビやラジオが無い、というかたも問題ありません。多くの授業はインターネット上で公開されているので、いつでも視聴することができます。

放送授業で単位を取得するためには以下の2つのステップが必要です。

  1. 通信指導に合格
  2. 単位認定試験に合格

1つ目は、通信指導に合格することです。通信指導は、学期途中に課題が出されるので、その答案を提出します。

提出方法は、郵送で提出する方法と、インターネット上で提出する方法の2つあります。

答案の添削指導を受け、添削結果により単位認定試験の受験可否が決定します。受験可となった場合、単位認定試験を受けることができます。

2つ目のステップである、単位認定試験は学習センターで一斉に実施されます。この単位認定試験に合格することで単位認定されます。

今学期(2021年2学期)は、新型コロナウィルスの影響で学習センターでの試験実施はなく、自宅受験で行われるそうです。

オンライン授業

オンライン授業では、全ての学習をインターネット上で行います。放送授業と大きく異なる点は、単位認定試験を受ける必要がないことです。(一部科目はあるようです。)

課題を提出して単位を取得する形式です。コツコツと取り組むことが鍵になる授業形態ですね。

面接授業(スクーリング)

面接授業は、学習センタやサテライトスペースで直接講義を聞く形で受講します。

放送授業とは別にそれぞれの学習センターで独立して授業が開講されています。

そのため、学習センターによって開講されている科目、開講されていない科目があります。地域ごとの特色ある科目が開講されている点が特徴です。

現在は難しいですが、他の都道府県の面接授業を受講することが可能です。

学生の種類

放送大学は3つの学生の種類を用意しています。

  • 全科履修生
  • 選科履修生
  • 科目履修生

全科履修生は、4年生の大学と同じ扱いです。学士を取得するために卒業を目指す学生です。4年以上在学し、124単位取得することで学士を取得することができます。

選科履修生は、好きな科目だけを履修する学生です。

科目履修生は、選科履修生と同様に好きな科目だけを履修する学生です。

どちらも1科目から履修する学生で、選科履修生と科目履修生の違いは在学期間のみです。

選科履修生は1年間、科目履修生は6ヶ月間在学するという点のみが異なります。

入学コース

放送大学で取得できる学位は学士(教養)です。放送大学では取得できる学位は共通ですが、コースが6つの用意されています。

「生活と福祉コース」、「心理と教育コース」、「社会と産業コース」、「人間と文化コース」、「情報コース」、「自然と環境コース」の6つが用意されています。

生活と福祉コース

生活と福祉コースでは、生活科学、健康科学、社会福祉学の学問が学ぶことができます。身の回りのことを科学として見てみるのは面白そうです。

心理と教育コース

心理と教育コースは、その名の通り心理学と教育学の学問を学ぶことができます。人間について深く勉強することができます。

社会と産業コース

社会と産業コースは、法律、政治、社会、会計などの学問を学ぶことができます。社会人でもビジネスに応用できるような知識が学べそうです。

人間と文化コース

人間と文化コースは、哲学、歴史、美術、芸術などの学問を学ぶことができます。歴史や文化といった分野なので学び直し、一般教養としては最適なコースだと思います。

情報コース

情報コースは、コンピュータに関連する分野を学ぶことができます。現代社会では、コンピュータ無くしては成立しないぐらい、様々なところで利用されています。

自然と環境コース

自然と環境コースは、「生物学」、「物理学」、「数学」、「化学」を学ぶことができます。通信制大学で理系の学問を学ぶことができるのは貴重です。多くの通信制大学で情報系の学科は用意されているものの、自然科学を開設している通信制大学はほとんどないので、この分野を学び直して見たい人はおすすめです。

私が入学したコース

6つのコースの中で私が選択したコースは、「社会と産業コース」です。

このコースを選択した理由は、ビジネスで使えそうな知識が学べそうだからです。簿記やマネジメントに関する授業や法学に関する授業を特に受講したいと思って入学しました。

これらの分野は、大学時代にそれほど勉強してこなかったので、これから勉強していきたいです。

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