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【書評】『星を継ぐもの』|月で発見された“人類の遺体”が、あなたの常識を覆す

「人類の起源って本当に地球なの?」
「進化論では説明できないことって…?」
「なぜ私たちは今ここにいるのか?」

そんな疑問に、科学的考証と圧倒的なスケールで挑んだSFミステリーの傑作が、ジェイムズ・P・ホーガンによる『星を継ぐもの』です。

月面で発見された一体の宇宙服を着た遺体。
そこから人類の歴史を揺るがす驚愕の真実が明らかになっていきます。

目次

『星を継ぐもの』

どんなことが書かれているか

物語は、月面探査中に赤い宇宙服を着た人間の遺体が発見されるところから始まります。
その遺体は、5万年前のもの——しかし、外見はどう見ても現代人と同じ。

この謎を解き明かすために、科学者たちが集まり、人類史を覆す壮大な調査と推理が繰り広げられます。

登場人物たちは、化学、物理学、言語学、天文学などあらゆる知見を駆使して、宇宙の過去と人類の起源に迫ります。

  • 月面遺体「チャーリー」の正体
  • 5万年前に地球外に存在していた“人類”の謎
  • ガニメアン(木星の衛星からの知的生命体)との関連
  • 科学に裏打ちされた推理とストーリーの整合性

まるで本格ミステリーのように、“謎”を科学で解き明かしていく快感が味わえます。


著者について

著者はジェイムズ・P・ホーガン(James P. Hogan)

イギリス生まれのSF作家で、技術者としての経歴を活かした科学的精密さ論理的思考に基づく構成で高く評価されています。

『星を継ぐもの』がおすすめの人

  • ハードSFが好きな人
  • 人類の起源や宇宙の謎に興味がある人
  • 本格ミステリーをSFで味わいたい人
  • 科学や技術にリアリティを求める読書家
  • 「知的好奇心」を刺激したいすべての読者

感想

まるで科学ドキュメンタリーを読むようなリアリティ。
それでいて、物語としてのテンポと知的興奮が見事に同居しています。

個人的には、物語が進むごとに「あれが伏線だったのか!」と何度も唸りました。
科学と推理がここまで美しく融合した作品にはなかなか出会えません。

「現実に起きてもおかしくない」と思わせるSFの最高峰。これは、読むべき一冊です。

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