基本情報技術者試験を独学で合格する際の勉強法を紹介します。この勉強法を実践して、合格することができました。
結論から言うと、参考書を理解し、過去問演習に取り組むです。その後、間違えた問題を重点的に復習するという方法です。
基本情報技術者試験の概要
基本情報技術者試験は、午前試験と午後試験と分かれています。前までは、午前試験と午後試験同じ日に受験することになっていたのですが、今のCBT方式に変わってから、受験日を分けることが可能になっていますので、集中力が続かないという方は分けることをおすすめします。
ちなみに私は、分けるのが面倒だったので分けずにで受験しました。
午前試験
出題数が80問で全て多肢選択式(四肢択一)の問題となっています。基本的には知っていれば解ける問題で、問題演習、参考書での理解で解けるようになります。
大きく分けるとテクノロジ系(80問中50問)、マネジメント系(10問)、ストラテジ系(50問)と分かれています。
特に重点的に理解する必要があるのは、テクノロジ系の問題です。ここで理解できていなければ午後問題が解けないので、まずは午前問題が理解できるようにしましょう。
午後問題
午後問題は、文章問題となり、その中で選択式の問題となっています。問題の理解にも時間がかかるため、午後問題の対策時には時間を意識して解いていきましょう。午後問題は、午前問題の知識がもとになって出題されるので午前の問題をしっかり理解しましょう。
特に情報セキュリティ、データ構造とアルゴリズム、ソフトウェア開発は必須で解く必要があるので、これらの分野は午前問題から重点的に勉強しておきましょう。
ソフトウェア開発は、実際にプログラミングしたことがあるならその言語を選択し、それ以外の方は表計算を選択しましょう。
スケジュール
基本的には、以下のスケジュールでやっていきます
- 参考書を一通り目を通す(2周程度)
- 過去問演習と復習
参考書を一通り目を通す
この期間に、基本情報技術者試験に必要な範囲を参考書を用いて習得していきます。特に情報セキュリティの分野は力を入れてみておきましょう。
ここで、本当に初学者でIT系の分野の勉強を初めてする方は2回程度目を通した方が良いです。何もわからずに問題演習をすることになってしまうので、ある程度理解してから問題演習に取り組みましょう。
ある程度勉強してきた方であれば、1回で十分でその後の過去問演習に力を入れましょう。
参考書は書店で、ある程度目を通して自分に合ったものを探しましょう。基本情報技術者試験は新技術やトレンドとなっている技術について問われることもあるので、新しい参考書を購入しましょう。中古品の場合は、前年度までにしておきましょう。
Amazonで高評価を得ている参考書を紹介しておきます。
私は「柏木先生の基本情報技術者教室」を使用しましたが、他にも高評価の参考書はたくさんあるので自分に合ったものを選びましょう。
過去問演習(午前)
参考書を一通り目を通した後は、過去問演習に移りましょう。
ここでは、過去問道場を用いて演習していきます。過去5年分、10回程度の問題を解いていきましょう。
過去問演習では8割程度安定して取れるようになると実際の試験でも合格ラインを下回ることはほとんどないと思います。
過去問で6,7割程度だと少し不安なラインです。参考書と過去問でカバーしきれない内容が少し出題されることを考慮すると8割程度取れていると安心です。
なので、過去問道場では、安定して8割程度取れるようになることを目指しましょう。
間違えた問題は復習して、解き直した時に解けるように復習しておきましょう。ここで、重要なポイントは単に用語を覚えるのではなく、流れで理解できているかです。問題を復習する際は、単に正解だけを見るのではなく、不正解となる選択肢とその理由まで理解できれば十分でしょう。
過去問演習(午後)
午後問題は、選択式なのは午前問題と同じですが、実際のシステムに置き換えた時、この部分はどんな技術を使っていますか?などの応用的な問題が出題されます。なので、午前問題がしっかり理解できていれば、解けるようになっています。
勉強時間があまり確保できない可能性が高いのなら、事前に午後試験で解く問題を決めておきましょう。過去問演習の段階で、自分の得意分野を把握しておき、その得意分野に絞って午後試験の対策を行いましょう。
まとめ
本記事では、基本情報に合格する勉強法を紹介しました。
資格試験の王道である、参考書を1通り目を通してから、過去問演習をひたすら行い、間違えた問題を重点的に復習するという方法です。
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