はじめに|転職すれば、何かが変わると思っていた
将来への不安を感じたとき、
エンジニアがまず思いつく選択肢のひとつが「転職」だと思います。
- 今の会社にこのままいて大丈夫なのか
- 評価や年収は適正なのか
- 環境を変えれば、見える景色も変わるのではないか
自分も、まさにそんな気持ちで転職を考えました。
結果として、転職はしました。
年収も、はっきりと上がりました。
ただし、
転職=不安が消える
という単純な話ではありませんでした。
この記事では、
実際に転職を経験して分かった「現実」を、
できるだけ正直に書いていきます。
転職前に抱いていた期待
転職前、正直こんな期待がありました。
- 年収が上がれば、不安は減るはず
- 成長できる環境に行けば、将来が見えるかもしれない
- 今より「ちゃんと評価される」場所があるのでは
特別に夢を見ていたわけではありませんが、
どこかで「転職すれば状況は良くなる」という
期待をしていたのは事実です。
実際に起きた変化|年収は、はっきり上がった
まず、事実として。
年収は100万円以上上がりました。
これは間違いなく、
転職して一番分かりやすかった変化です。
- 生活の余裕は増えた
- 選択肢も多少広がった
- 「転職して失敗だった」とは思っていない
お金の面だけを見れば、
転職は成功だったと思います。
それでも、お金の不安は消えなかった
ただし、ここが一番大事なポイントです。
年収が上がっても、
お金に対する不安は消えませんでした。
- この水準がいつまで続くのか
- 業界や会社の状況が変わったらどうなるのか
- 次に評価されなくなったら?
不安の「額」は変わっても、
不安そのものは構造的に残る。
これは、転職して初めて実感しました。
スキルと年収は、思っていたほど直結していない
転職して一番驚いたのは、ここかもしれません。
正直に言うと、
- 前職ですごいと思っていた人より
- 「この人、そこまで突出しているかな?」
と思う人の方が、年収が高いケースもありました。
もちろん役職についている人は、
- 明らかに優秀で、視野も広くて
- 技術的にも尊敬できる人がほとんどです
ここで強く感じたのは、
年収はスキルだけで決まらない
という、当たり前だけど実感しづらい現実です。
年収は「会社」と「業界」への依存がかなり大きい
転職して分かったのは、
- 同じような仕事をしていても
- 会社や業界が違うだけで
年収レンジが大きく変わる
という事実でした。
- 今、その会社が何を求めているか
- その業界にお金が流れているか
- 採用市場がどうなっているか
これらによって、
評価されるスキルも、年収も変わる。
つまり、
年収が低い = スキルがない
ではまったくない。
この感覚を、
頭ではなく「肌」で理解できたのは
転職して良かった点だと思います。
仕事内容は、劇的には変わらない
もうひとつ、正直な話をします。
ソフトウェアエンジニアという職業上、
やることが別人のように変わるわけではありません。
- 設計を考える
- 実装する
- レビューする
- 不具合に向き合う
この基本構造は、
会社が変わっても大きくは変わらない。
もちろん、
- 新しい技術に触れる機会は増えた
- 新しい挑戦もできている
それは事実です。
ただ、
「転職したら別世界が始まる」
というほどの変化ではありませんでした。
転職は、不安を消す行為ではなかった
ここまで振り返って思うのは、
転職は、不安を消すための行為ではなかった
ということです。
- 不安は形を変えて残る
- 年収が上がっても、別の心配が生まれる
- 環境が変われば、別の課題が出てくる
でも、その代わりに得られたものがあります。
転職して良かったと思う点
それは、
- 自分の市場価値を現実的に把握できた
- 会社や業界の違いを体感できた
- 「今の会社がすべてではない」と分かった
この感覚は、
会社にずっといるだけでは
なかなか得られなかったと思います。
今なら、過去の自分にこう言う
もし転職前の自分に声をかけるなら、
こんなことを言うと思います。
- 転職しても、不安は消えない
- でも、やって無駄だったわけでもない
- 転職は「解決策」じゃなく「選択肢を増やす行為」だ
焦って結論を出す必要はないけれど、
考えるのをやめる必要もない。
まとめ|転職を経験して分かった本当の現実
転職して分かった現実は、とてもシンプルです。
- 年収は上がることがある
- でも不安は消えない
- 年収とスキルは完全には比例しない
- 会社・業界の影響は想像以上に大きい
転職は、
魔法でも、逃げでもありません。
選択肢のひとつです。
エンジニアとして、
変化の激しい時代を生きていくなら、
- 転職
- 副業
- 学習
どれか一つに答えを求めるのではなく、
自分なりの生活設計を考え続けるしかない。
そう実感した転職でした。
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