「転職したほうがいいのかな……」
エンジニアを続けていると、
一度は必ずこの問いにぶつかります。
- スキルは伸びている気がするけど、不安は消えない
- 周りが転職して年収を上げている
- 今の会社に大きな不満はない。でも将来が見えない
この状態でいろいろ調べ始めると、
だいたいこんな言葉に出会います。
- 「市場価値を高めよう」
- 「30代になる前に動け」
- 「今は売り手市場」
正直、余計に迷いますよね。
この記事では転職すべきか/今はやめるべきかを気合や勢いではなく、「判断軸」で切り分けます。
先に結論:分かれ目は「気持ち」ではない
転職すべきかどうかの分かれ目は、
- 年収が低いか
- 技術力が足りないか
- 会社がブラックか
……ではありません。
本当の分かれ目は、
「今の環境で“修正”が可能かどうか」です。
以下から、具体的に見ていきます。
今すぐ転職を考えた方がいいエンジニア
問題が“構造的”で、自分では変えられない
たとえば、
- 技術選定が10年前で止まっている
- 新しいことをやろうとすると必ず潰される
- 評価基準が不透明で、何を頑張っても報われない
これらは 努力でどうにかなる問題ではありません。
「自分がもっと頑張れば…」
と思いがちですが、
構造の問題は、個人ではひっくり返せません。
成長の方向性が、会社とズレている
- 自分は技術を深めたい
- でも会社は管理職しか評価しない
- 自分は専門性を伸ばしたい
- でも何でも屋を求められる
このズレを放置すると、
不満ではなく“消耗”に変わります。
ズレている環境で無理に頑張るほど、
キャリアは歪みます。
3年後の自分が、今より良くなっている想像ができない
ここはかなり重要です。
- スキル
- 仕事内容
- 働き方
- 精神的な余裕
どれを取っても、
「今と大差ない未来」しか浮かばないなら、
環境を変えない限り、現実も変わりません。
まだ転職を急がなくていいエンジニア
一方で、「今すぐ転職しなくていい人」も確実にいます。
不安の正体が“比較”になっている
- SNSで見る高年収エンジニア
- 転職成功談
- 「◯歳で年収◯万円」系の話
これに触れすぎると、
今の自分が急にダメに見えてきます。
でもそれ、
「他人の人生との比較」で生まれた不安かもしれません。
比較が原因なら、
転職しても不安は消えません。
今の環境で、まだ伸ばせる余地がある
- 手を上げれば任せてもらえる領域がある
- まだ挑戦していない役割がある
- 学んだことを実務に落とせていない
こういう場合、
転職は“逃げ”になることもあります。
先にやるべきことをやってからでも、
遅くはありません。
「辞めたい理由」が言語化できていない
- なんとなくモヤモヤする
- しんどい気がする
この状態で動くと、
転職先でも同じ壁にぶつかりがちです。
転職はリセットではありません。
未整理の不満は、持ち越されます。
よくある勘違い:「転職する=応募する」
ここで一つ、
多くのエンジニアが勘違いしていることがあります。
それは
「転職を考え始めた=応募しなきゃいけない」
と思ってしまうこと。
そんな必要はありません。
転職活動には段階があります。
- 状況整理
- 市場の把握
- 選択肢を知る
- その上で、動く or 動かないを決める
多くの人が、1と2をすっ飛ばして4に行ってしまう。
だから失敗します。
迷っている時点で、すでに一人で考える段階は終わっている
ここまで読んで、
- 自分はどっちなんだろう
- 判断材料が足りない気がする
そう感じたなら、
それは自然なことです。
なぜなら、
自分の市場価値は、外から見ないと分からないから。
これは自己分析では限界があります。
無理に転職しなくていい。でも、何もしないのは一番つらい
大事なので、はっきり書きます。
- 無理に転職する必要はありません
- いきなり応募する必要もありません
ただ、
「今の自分がどう評価されるのか」を
一度知っておくだけで、
不安はかなり整理されます。
合わなければ、使わなくていい。
動かなくてもいい。
でも、
何も分からないまま悩み続けるのが、
一番消耗します。
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